この記事では
- 動画編集を始めたいけどの編集ソフトを選べばいいかわからない
- ソフトごとの違いがわからない
- 初心者向けの使いやすい編集ソフトが知りたい
- できるだけお金がかからない編集ソフトが知りたい
このような悩みを解決できる内容になっています。
動画編集ソフトは検索すると山のようにいろんなソフトが出てきます。
パッと見同じ動画を作るのに何が違うの?なんで値段が違うの?と思うかもしれませんが、
ソフトによって対応している機能、していない機能、編集できる動画のレベルが違います。
今回は動画編集ソフト初心者の方向けに、
動画編集ソフトの選び方、おすすめのソフトをご紹介します。
動画編集ソフトには一般向けとプロ仕様がある
一般向けの特徴
- 価格=数千円~1万円前後
- テンプレートが充実している
- 簡単に一定のクオリティの動画が編集できる
- 画面操作がシンプルで、複雑な操作・機能はそぎ落としている
- プロ仕様よりも機能が少なく、編集での表現が他の人と被る可能性大
- 細かいところまでこだわる、凝った編集はできない
プロ仕様の特徴
- 価格=2~3万円以上、買い切りではなく月額料金制のソフトもある
- テンプレートではなく多くの機能を操作して編集する
- 画面操作が複雑で細かいところまで編集できる
- 動画編集専門のプロでも仕事につかっている機能性の高さ
- 3DやVRなど最新の映像技術も編集できる
どうやって選ぶ?
画像編集ソフトを選ぶ時にチェックしてほしいのが以下のポイント。
- 自分の編集技術レベル:全くの初心者なのにプロ仕様が必要か
- 求めるレベル:趣味程度なのか仕事を受けるレベルなのか
- どこまで編集するか:とりあえずの見やすさかクオリティの高い動画にしたいか
- ほしい編集機能があるか:ゲーム実況なら画面録画できるかなど
- 無料か有料か:とりあえず触ってみたいなら無料からでもOK
- 対応OS:Windowsだけ、MACだけしか対応していないソフトがある
- どこで公開するか:YouTubeなら横長、Twitterなら縦長になる
などなど。
動画をどこまで編集するのか、またどこで公開するのかが選ぶポイント。
Twitterで簡単に編集した動画を公開するのか、またYouTubeで様々な効果を使って表現するのか、
また動画編集クリエイターとして仕事を取りたいレベルなのかによって、
選ぶべきソフトは変わってきます。
ただ、それなりにしっかり動画編集に取り組みたいのであれば、
プレミアプロを選んでおけばとりあえず間違いはありません。
あとはお財布と相談していただければと。
動画編集ソフトを選ぶ時に必要になる用語まとめ
価格(月額制) | 買い切りは1回払えば終わり、月額制は毎月一定料金を払い続ける |
対応OS | 対応しているパソコンでしか使えません |
4K動画 | 4K画質の動画を編集できるか |
VR・360度カメラ | 360度周りを写せるカメラの動画の編集に対応してるか |
アクションカメラ補正 | Goproなどアクションカメラで発生する画面のゆがみの補正、手振れ補正があるか |
縦長動画 | スマートフォンで撮影した縦長の動画を編集できるか |
画面録画 | パソコン画面を録画する機能の有無。ゲーム実況やパソコンの画面操作を録画できる |
自動編集 | 編集ソフトが動画を自動で編集、もしくは補助してくれる機能 |
DVD/Blu-ray作成 | DVD/Blu-rayディスクを作る機能があるか |
GPGPU対応 | ソフトがグラフィックボードを使って動作の安定性、処理速度を早くしてくれる |
Windows向けおすすめ動画編集ソフト
① Adobe Premiere Pro (プレミアプロ)
プロ仕様の動画編集ソフトで、動画編集ソフトといえばまず最初に名前が出てくる人も多いのではないでしょうか?
Adobeアプリとの連携が強く、コンプリートプランを契約すればプレミアプロ以外の多くのアプリを使って、
トータルで動画編集ができます。
(Photoshopでサムネイル作ったり、illustratorで素材作ったりなど)
自由度が高く、素材づくりからアニメーション、CGを使ったりと本格的な映像編集が可能ですが、
その分覚えることも多いソフトです。
ですが、動画編集のスキルを身に着けたいなら初心者のうちから触っておくべきソフトです。
動画編集クリエイターとして活躍したいならプレミアプロ一択レベル。
外注で動画編集を受けるときでもプレミアプロのデータで指定される場合もあるので、
クラウドソーシングなどで動画編集を受ける場合は使っていて間違いないです。
価格(月額制) | 単体:2,728 コンプリートプラン:5,680 |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | 〇 |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | △ |
GPGPU対応 | 〇 |
② Filmora (フィモーラ)
フィモーラはシンプルな操作画面と豊富な動画素材を取りそろえた
動画編集初心者向けのソフトです。
素材を活用するだけでクオリティの高い動画を作ることができます。
難しい操作がなく、簡単に質の高い動画が作れる、
かつ動画編集ソフトの中では低価格なので、
初心者の方でも動画編集を始めやすいソフトになっています。
しかし決まった素材を使うため、フィモーラユーザーと動画の雰囲気が被ってしまう、
編集に自由度がないというデメリットもあります。
VlogやYouTube始めたてでソフトの機能を使いこなせない、
まずは動画編集を経験したいというなら十分な機能が備わっています。
ですが、動画編集で独立したい、プロみたいに様々な効果を使ってクオリティの高い動画を作りたいなら、
よりプロ向けの高機能の動画編集ソフトを使用するのがおすすめです。
価格 (買い切り) | 6,980~ |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | 〇 |
自動編集 | 〇 |
DVD/Blu-ray作成 | DVDのみ対応 |
GPGPU対応 | 〇 |
③ Power Director (パワーディレクター)
初心者から上級者まで使える、機能性の高い動画編集ソフト。
テンプレートや素材など、数百の素材が使えるのが特徴。
公式サイトの初心者向け動画チュートリアルがわかりやすく、
操作で迷った時も問題解決しやすいです。
プロ仕様ではなく一般向けのソフトとしてはかなり高機能で、
Vlog、YouTube動画など、趣味の範囲レベルの編集であれば十分すぎる性能です。
価格 (買い切り) | 12,980 |
対応OS | Windows |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | 〇 |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | 〇 |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | 〇 |
GPGPU対応 | 〇 |
④ DaVinciResolve (ダヴィンチリゾルブ)
映像の色味を整えるカラーグレーディングソフトとして有名でしたが、
編集や合成、特殊効果の編集にも対応したため、動画編集ソフトとして高い性能を持ちました。
無料版があり、ほとんどの機能が無料で使えるため、
動画編集初心者の人がまず手始めに使用するのにおすすめです。
編集画面が使いやすく、初心者から中級者の方までは無料版、
よりクオリティを求めるなら有料版のDaVinciResolveStudioを買って機能制限解除と、
自分のスキルに合わせて投資、使用できるのも魅力。
対応OSが多いのも特徴です。
価格 (買い切り)(無料版有) | 33,980 |
対応OS | Windows MAC、Linux |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | 〇 |
アクションカメラ補正 | 有料版のみ |
縦長動画 | |
画面録画 | |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | |
GPGPU対応 | 〇 |
⑤ Adobe Premiere Elements (プレミアエレメンツ)
プレミアプロの家庭版という位置づけの動画編集ソフト。
初心者でもクオリティの高い動画を作れるように、
オリジナル機能が充実しています。
手順通り進めれば操作を覚えられるガイド機能があり、
表示されてる手順通りに操作すれば動画編集ができるので、
動画編集以前にパソコンの操作が苦手、という人におすすめのソフトです。
ただ近い使用感、使用レベルで価格、機能性を考えると、
上記でご紹介したフィモーラのほうが価格、機能性、使用感すべてでうわ待っていますので、
よほどパソコンが不得意でない限りエレメンツを選ぶ理由はないかもしれません。
ある程度パソコンができるのであればすぐ機能性に物足りなさを感じると思うので、
フィモーラ、もしくはプレミアプロを使って動画編集を覚えるほうがおすすめです。
価格 (買い切り) | 11,980 |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | |
画面録画 | |
自動編集 | 〇 |
DVD/Blu-ray作成 | DVDのみ |
GPGPU対応 | 〇 |
MAC向けおすすめ動画編集ソフト
① Final Cut Pro (ファイナルカットプロ)
ファイナルカットプロはアップルが開発する純正の動画編集ソフトです。
アップル製品との相性が良く、安定性が高いのが特徴。
テレビ業界では定番のソフトで、MACがクリエイター向けパソコンと言われてた要因でもあります。
(近年プレミアプロに移行するところも増加中)
ソフトに音楽・効果音の素材が約1,000種類以上も内蔵されており、
探す手間が省けるのが特徴です。
ヒカキンさんが使用していることでYouTuberでも使用している人が多く、
プレミアプロと人気を二分しています。
月額料金でサブスクリプションタイプのプレミアプロと違い、
導入時にそれなりの金額を払って購入する必要がありますが、
一度買ったら追加の支払なく永久に使えるのでランニングコストが抑えられるのもメリットです。
いきなりお金を払うのはちょっと・・・
という方にはapple製品に標準搭載されている無料の動画編集ソフトiMoveがおすすめです。
(互換性があるため物足りなくなったらFinal Cut Pro に移行することができます)
価格 (買い切り)(無料版有) | 34,800 |
対応OS | MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | 〇 |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | 〇 |
GPGPU対応 | 〇 |
② Adobe Premiere Pro (プレミアプロ)
プロ仕様の動画編集ソフトで、動画編集ソフトといえばまず最初に名前が出てくる人も多いのではないでしょうか?
Adobeアプリとの連携が強く、コンプリートプランを契約すればプレミアプロ以外の多くのアプリを使って、
トータルで動画編集ができます。
(Photoshopでサムネイル作ったり、illustratorで素材作ったりなど)
自由度が高く、素材づくりからアニメーション、CGを使ったりと本格的な映像編集が可能ですが、
その分覚えることも多いソフトです。
ですが、動画編集のスキルを身に着けたいなら初心者のうちから触っておくべきソフトです。
動画編集クリエイターとして活躍したいならプレミアプロ一択レベル。
外注で動画編集を受けるときでもプレミアプロのデータで指定される場合もあるので、
クラウドソーシングなどで動画編集を受ける場合は使っていて間違いないです。
価格(月額制) | 単体:2,480 コンプリートプラン:5,680 |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | 〇 |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | 〇 |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | △ |
GPGPU対応 | 〇 |
③ Filmora (フィモーラ)
フィモーラはシンプルな操作画面と豊富な動画素材を取りそろえた
動画編集初心者向けのソフトです。
素材を活用するだけでプロ顔負けのクオリティの高い動画を作ることができます。
難しい操作がなく、簡単に質の高い動画が作れる、
かつ動画編集ソフトの中では低価格なので、
初心者の方でも始めやすいソフトになっています。
ただし決まった素材を使うとフィモーラユーザーと動画の雰囲気が被ってしまう、
編集に自由度がないというデメリットもあります。
VlogやYouTube始めたてでソフトの機能を使いこなせない、なら十分な機能が備わっています。
ですが、動画編集で独立したい、プロみたいに様々な効果を使ってクオリティの高い動画を作りたいなら、
よりプロ向けの動画編集ソフトを使用するのがおすすめです。
価格 (買い切り) | 6,980~ |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | 〇 |
画面録画 | 〇 |
自動編集 | 〇 |
DVD/Blu-ray作成 | DVDのみ対応 |
GPGPU対応 | 〇 |
④ Adobe Premiere Elements (プレミアエレメンツ)
プレミアプロの家庭版という位置づけの動画編集ソフト。
初心者でもクオリティの高い動画を作れるように、
オリジナル機能が充実しています。
手順通り進めれば操作を覚えられるガイド機能があり、
表示されてる手順通りに操作すれば動画編集ができるので、
動画編集以前にパソコンの操作が苦手、という人におすすめのソフトです。
ただ近い使用感、使用レベルで価格、機能性を考えると、
上記でご紹介したフィモーラのほうが価格、機能性、使用感すべてでうわ待っていますので、
よほどパソコンが不得意でない限りエレメンツを選ぶ理由はないかもしれません。
ある程度パソコンができるのであればすぐ機能性に物足りなさを感じると思うので、
フィモーラ、もしくはプレミアプロを使って動画編集を覚えるほうがおすすめです。
価格 (買い切り) | 11,980 |
対応OS | Windows MAC |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | |
アクションカメラ補正 | 〇 |
縦長動画 | |
画面録画 | |
自動編集 | 〇 |
DVD/Blu-ray作成 | DVDのみ |
GPGPU対応 | 〇 |
⑤ iMovie (アイムービー)
MAC製品であれば最初から使える動画編集ソフト。
動画編集の入門ソフトとも言われます。
操作画面もシンプルで簡単な動画編集には十分な機能がそろっているので、
動画編集をまずは経験してみたい、とりあえず触ってみたいというのであればiMovieで十分です。
上位モデルのFinal Cut Pro (ファイナルカットプロ)と互換性があるので、
iMovieで物足りなくなったらより高機能のFinal Cut Pro (ファイナルカットプロ)に移行すれば、
動画編集クリエイターとして仕事を受けることも可能です。
MACだけでなくiPhone、iPadでも使えるので、出先でも簡単な編集ができますよ。
価格 | 無料 |
対応OS | MAC、iOS |
4K動画 | 〇 |
VR・360度カメラ | |
アクションカメラ補正 | |
縦長動画 | |
画面録画 | |
自動編集 | |
DVD/Blu-ray作成 | |
GPGPU対応 | 〇 |
まとめ:迷ったらコレを選べばOK!
ここまでいくつか動画編集ソフトをご紹介してきましたが、
ぶっちゃけ迷ったら、
- Windows:プレミアプロ
- MAC:ファイナルカットプロ
これを選べば間違いありません。
ただ、フィモーラのほうがシンプルな操作感で価格が安い、iMovieであれば無料で使えるなど、
使う方の環境、編集レベルで変えればいいかなと思います。
簡単にいい感じの動画ができればいい、
細部までこだわって思い描く動画を表現したいかによっても、
選ぶソフトは変わります。
プレミアプロが有名だからと入れても使いこなせない、
自動編集機能が欲しかったのにない、
ゲーム実況のために動画編集をするのに画面録画のないファイナルカットプロを買ってしまうなど、
有名だからといって必要な機能がなければ意味がありません。
自分に必要な機能がある、かつ自分でも使えそうなレベルかなと思う動画編集ソフトを選ぶようにしてくださいね。