【フィギュアなど】オタクに教えたいクレジットカードの与信確認のひみつ【予約商品あるある】

筆者は現在とあるECサイトの中の人をしており、

アニメグッズを扱ってるサイトなのでBOX商品やフィギュアなど予約販売の商品を多く扱っています。

 

よくお客さんから「何回もクレジットカードから引き落とされてる」「二重決済されてる」

という問い合わせがものすごい来ますが、

引き落とされてるという言い方してる時点でそもそもクレジットカードではないんですよ。

 

あまりに同じような問い合わせが多いので

今回はクレジットカードとそれ以外のカードの特徴をご紹介します。

デビットカードやバーチャルカードはクレジットカードではない!

デビットカードやバーチャルカードはクレジットカードとはまったく別物のカードです。

  • デビットカードなど:すぐにお金口座から落ちる
  • クレジットカード:カード会社がお金を一時的に立て替える

クレジットカードは立て替えてる状態ですぐにあなたの口座からお金が落ちるわけではありません。

 

なのでこの後ご説明する与信確認でカードがちゃんと使えるかどうかの確認をしても「仮」の状態で止まっておけますが、

デビットカードは「仮」の状態がなく確認しに行く動作だけでもお金が引き落とされてしまいます。

 

クレジットカードは請求時までに与信確認などのあらゆるやり取りをカード会社が行って最終的に支払いが必要な額だけをまとめてくれますが、

デビットカードなどはそこまでリッチなことはカード会社でしてくれず、

「使用連絡がきた、ならないよう関係なくとりあえずお金落とします」というカードなので、

与信確認でもお金が引き落とされてしまいます。

バーチャルカード=デビットカードと同じ

最近実物のカードが存在しないバーチャルカードの使用が増えてますが、

チャージして使うタイプのバーチャルカードはデビットカード同じ動きをするカードだと思ってください。

 

具体的なカードだと

  • メルペイバーチャルカード
  • バンドルカード

などはチャージして使うタイプなので与信確認でも重複決済が発生します。

デビット・バーチャルカードの特徴

使用後すぐお金が口座やチャージ残高から引き落とされて収支管理がしやすいが、

与信確認など実際の決済ではない確認でも実際に現金の引き落としが発生してしまう(後日帰ってくる)

クレジットカードの特徴

与信確認も含めて支払いのすべてをカード会社が一時的に立て替えてくれるので

あなたは請求された金額を払えばいいだけと管理が楽だが、

後日まとめて請求がくるのでまとまった金額の支払いが発生するなど手元の現金管理はちょっとしにくい

与信確認とは?

与信確認=決済ではない

与信確認とはそのカードが使おうとしてる金額ちゃんと引き落とされるかの確認をすることです。

予約商品などは実際に発売されるまで金額が確定しない、

また販売してるお店が注文受付開始したときより値引きするなどして

金額が定まらないときに与信確認として仮のカード決済が発生します。

 

仮といってるのは使おうとしてる金額がカードからちゃんと使えたらすぐ利用枠は戻るからです。

商品がまだ発売になってないし金額変わるかもしれないから実際の決済落とすには早いけど、

ちゃんとこの人のカード使うだけの余力あるのかな?という一時的な利用枠の確保を与信確認といいます。

 

例えばランチのお店を予約するときに席だけ予約するときって場所は確保されても料理の代金支払いませんよね?

同じようなイメージでであなためカードの中の一部分を抑えておくけど、実際に支払いは発生してませんよという状態になります。

ECサイトでカードからお金が落ちるタイミングとは?

結論だけまとめると

  • 予約商品:商品が発売、出荷されるタイミング
  • 発売済み商品:発送されるタイミングだがすでに商品があるのですぐ発送される=すぐ決済される(ECサイトによる)

 

クレジットカード払いにしてるから注文した瞬間にカードから支払われてると思ってる人多いですが、

すぐ実際の支払いにしてしまうと値引きや価格改定などで金額が変わってもすでに支払い済みになってるので、

あなたが高い金額払っているのに他の人はあなたが注文(決済)したときよりも安く買えてることになります。

 

するとあなたは「値段代わってるから安くなった分カード決済から差し引いて」と言いたくなりますよね。

 

しかし一回決済終わった支払いからその金額だけを差し引くのってECサイトの中の人からするとものすごいめんどくさいんですよ。

カード会社とのやりとり含めどれだけ時間と手間がかかることか。

しかもお店と違いネット上のやりとりなのでセキュリティの問題もあってすぐ返金ができるわけではないんですよ。

 

しかもクレジットカード払いにしてる人は商品によって数十~数千人もいるので、

現実的に↑の対応するの物理的に無理なんですよね。

 

このようなユーザー間での「不公平」が起きないように、

ECサイトでは予約商品は実際に商品が発売、発送となるタイミングでカードの実際の決済が発生します。

与信確認はそのための保険と思ってください。

デビットカードなどでもお金たくさん入れておけば使える?

結論としてはやめておいたほうがいいです。

 

与信確認はサイトによって回数やタイミングが違います。

注文のとき、出荷時の実際の決済の2回と明言してるサイトなら注文金額の2倍以上のお金を入れておけば与信確認クリアできますが、

2回ではなく複数回確認するサイトモありますし、与信確認で落とされたお金はしばらく帰ってきません。

(カードによって返金が2ヶ月後になることも)

 

もし、現金に余裕がないときにしばらく口座からお金がいなくなるのはつらくないですか?

なのでクレジットカードが使えないのであれば銀行振込やコンビニ払いなど別の支払い方法にするのがおすすめです。