この記事を見ている方は、
「いい加減親知らず抜かないといけないけど怖い・・・」
「30代まで放置したけどリスクありそう・・・」
と思って震えながらググっていると思います。
今回は30代前半で実際に親知らずを抜歯した筆者が実体験をご紹介します。
結論、30代で親知らず抜歯しても特別しんどいことはありませんでした。
そして、抜いたことで親知らずまわりの腫れもなくなり、
口の中もスッキリしてギュウギュウ感がなくなって抜いてよかったとも思っています。
この記事を読んで親知らず抜歯の不安が少しでもなくなればうれしいです。
目次
筆者の親知らずの状況
筆者は親知らずを抜いた時点で34歳、
上の親知らずはまっすぐほぼすべて生えていて、
下の親知らずは横向きで歯ぐきからは半分くらいは出てる状態でした。
親知らず抜歯の中でも横向きは痛い、腫れるなど
イヤなことしか書かれてないしんどい抜歯の部類に入ります。
ただ、想像しがちなペンチでゴリゴリ抜くことはなく、
ある程度ドリルで分割してマイナスドライバー差し込んで抜くだけです。
なので引っ張られ続ける恐怖も、いきなり抜かれて激痛ということもないので安心してください。
ただドリル音だけはどうしても聞こえるので苦手な人はここだけはどうしようもないかと・・・
ちなみに筆者は苦手ではないこともありますが、削られてるときの痛みはありませんでした。
ドリル音だけで気絶するレベルで苦手な方は全身麻酔も考えてもいいかもしれません。
30代でも大丈夫?実際に抜いてみた体験談
抜くのに時間かかった?
筆者は左右2本ずつ、1回で上下2本を抜きましたが、
抜歯してる時間は1回20分くらいで終わりました。
上はまっすぐ生えていたので10秒くらいで抜けて、
下は横向きで生えていたので15分くらいかかりました。
しかし体感一番時間がかかったのはドリルで分割している時で、
抜くのは本当に一瞬でした。
麻酔待ちや会計待ちも併せると全部で1時間くらいでした。
抜くとき痛かった?
全く痛くないです。
痛くないどころか触られてるのもわからないので、
歯茎にメスいれられたのも、抜かれたのも、糸で縫われたのもいつかわからないレベル。
先生が抜きますよーとか言わないとほんと気づかないです。
麻酔の時はチクっとしますが言われているほど痛くなく(表面麻酔なしでした)
抜くときにつかうヘーベル(マイナスドライバーみたいなの)が歯に当たる音、押す力はわかりますが、
不快感は特になかったです。
歯って意外に簡単に抜けるんだなーと。
骨が外れるようなゴキゴキ音も、バリバリ音のようなものも聞こえません。
例えるなら歯ブラシのプラスチック部分が歯に当たるくらいの感触です。
歯ぐきから歯がはがされる感覚も、ゴリゴリしてる工事現場みたいな音も特にしませんでした。
なのでググって出てくる情報を信じすぎな良くても、
思ったよりも痛さも何もないので安心してください。
(筆者はネットの情報信じすぎて調べるほど不安になっていきました)
抜いた後痛かった?
これがびっくり全く痛くなかったです。
よく横向きの親知らずを抜くと腫れる、痛いなど
イヤな口コミしかないですが、筆者は麻酔が切れた後も特に痛みも腫れもなかったです。
左右両方ともです。
痛み止めも麻酔が切れるまえに予防で飲みましたが、
それ以降飲まなくても平気なくらいです。
もちろんこれは人によったり歯医者さんのウデマエによるみたいなので一概には言えませんが、
横向きに生えてる親知らずを抜いても、
なんなら30代で抜いても腫れない一例になったかなと。
ただ、抜歯の翌日は結構重めの頭痛がありました。
抜いた箇所を修復しようとするときによく起きるらしいです。
抜歯前と後にやってよかったこと
抜歯前:抜歯時間は夕方にして昼食を多めに食べる
抜歯後は麻酔の影響で口が空けにくかったり、
口の中が血まみれでとてもご飯は食べられません。
なので抜歯は歯医者の受付の一番遅い時間にして、
その直前にお昼ご飯をたらふく食べることで、
その日はもう口になにもいれない状態にしました。
これは調べていて抜歯後は寝るだけくらいにしたほうがいい
とあったので実践したところ、
抜歯後は口の中が血の味で食欲沸かないので大正解でした。
麻酔の影響もは水飲むのも大変だったので、
これはやるべきだとおもいます。
抜歯後:血餅のために全力を注ぐ
親知らず抜歯後の対策はこちらの動画が超参考になります ↓
- まず麻酔が聞いてるうちに処方された薬を速攻で飲む
- 当日は血餅(けっぺい)ができることに全神経集中
- お風呂の時は滅菌ガーゼかんでおく
- 当日はうがいはせずにツバを軽く吐くだけ
→動画ではすすいでますが当日はこれもしない - そしてさっさと寝る
で血餅がきれいにできました。
(うがい怖すぎてできなかった。)
まず麻酔が切れる前に痛み止めと抗生剤を飲むことで、
麻酔が切れた後いきなり痛いのを防げます。
筆者もじわじわしてる感じはありましたが痛みは全くありませんでした。
夕方に施術して寝るだけにする、薬を飲むとき以外は水も飲まないようにしたら
きれいな血餅ができて痛みや腫れとも無縁でした。
血餅はいわゆるかさぶたで、血で穴がふさがり歯肉になっていきます。
これができないとドライソケットになり、骨むき出しで風が入るだけでも激痛という痛い目にあいます。
血がダラダラ出てるときに口ゆすいだらかさぶたできないので、
抜歯当日は夕方歯医者から帰ってきたら口の中はリアルになにもしないほうがいいです。
とはいってもツバと血で口の中がパンパンになるので、
超そっと吐き出すくらいはしても大丈夫でした。
口空けて自然に出てくるくらいで、間違ってもペッと吐き出してはダメです
(口の中に内圧かかってかさぶたになる血も出るので)
また、お風呂の最中は結構血がでるので、
滅菌ガーゼを噛んでおくと口の中で血が行ったり来たりせず、
穴の受けから血を押しとどめて血餅を作るのに一役買ってくれてる感じがします。
(血を押しとどめてる感があって固まるの早くなる感もあります。)
滅菌ガーゼとはこちらのこと(SサイズでOKです)↓
2~3日は血餅がはがれそうで歯磨き怖いので、
歯磨き粉つけずに軽く水でブラッシングして、
洗口液のコンクールで軽くゆすぐだけにするのが安全策かと。
ググると抜歯当日から普通に歯を磨いてOKとありますが、
怖くてとてもしたくならないです。
数日たっても血餅が不安定で触れたくもないので。
ぶくぶくもうがいもせず含んでそっと出すだけ。
これだけでも口の中はずいぶんすっきりします。
抜歯当日~数日はとにかく血餅保全に全力を注ぐようにしましょう。
お腹空いても口の中気持ち悪くてもドライソケットになったら1ヶ月は激痛続くらしいです。
それに比べたら1~2日我慢したほうが良いでしょう。
30代の抜歯はいいこともあった
抜歯は20代のうちにしろとググると出てきますが、
30代での抜歯でいいこともありました。
それが「痛みに強くなっている」です。
昔の歯医者の嫌な記憶にある痛さを思ったよりも感じない、
ググったりしてみる麻酔の痛さも全然大したことない、
歯茎に歯ブラシ刺さったくらいのチクり感しか感じませんでした。
いろいろ脱線しましたが、
30代での抜歯は特別な痛みもなく、治りもそこまで遅いとも感じない、
かつ意外と抜歯大したことない、というか麻酔でほんと何も感じないので、
親知らず抜歯に悩んでいる方の参考になればうれしいです。